Mシュナ日和

Mシュナれのんとジル、時々ボーダーコリーのらんと家族の愛犬ブログ

えっ!あじさいってわんちゃんには危険だったの!?

ちょうど今きれいに咲いているあじさい。

うちのちっちゃな庭にもありますよ、オーソドックスな青いあじさい。f:id:lennonjillran:20210610234158j:plain

ね、普通でしょ(;^_^A

きれいだけど、ここ数日は強烈な太陽にガンガン照らされてくたびれてきています。

雨はイヤだけど、あじさいも可愛そうだし、わんちゃんの散歩も大変だからせめて曇りがちを希望(*・ω・)/ハーイ

 

そんなジメジメな梅雨の季節に街並みを彩ってくれるあじさいですが、実は毒を持つ注意が必要な植物なんだそうです( ゚Д゚)

無知な私は全然知らなかった~💦

球根のお花は危険だっていうのは知ってたけど・・・

お恥ずかしい~(≧∇≦)

 

綺麗にゴージャスに咲くあじさいがどう危険なのでしょうか?

 

接触が有害であるという明確なデータは今のところ公式に発表されてはいないようですので触れるのは大丈夫みたいですが、あじさいを食べてしまったことで食中毒症状を起こしたという事例が数多く報告されているのだそうです(・・;)

 

あじさいの毒性

一般的にはあじさいの「根、つぼみ、葉」に含まれる青酸配糖体(アミグダリン)という物質が中毒の原因だと考えられています。この青酸配糖体自体に毒性はないものの、動物が食べると消化の際に出される酵素に反応してシアン化水素が発生し中毒症状を引き起こします。青酸配糖体はアーモンドなどにも含まれます。

 

ただ、厚生労働省あじさいの品種によっては青酸配糖体が含まれないものもあり、毒性成分は明らかになっていないとしています。いずれにしても人間用の料理の飾りつけとして出たあじさいの葉を食べた客が食中毒を起こしたという事例が報告されていますので、動物にとって注意すべき植物であることに変わりはありません。

特に土を掘ることが好きな犬の場合、根を掘り出して食べてしまう可能性もあります。もし庭など犬が自由に行動できる場所にあじさいがある場合は、まだ葉を付けてない季節や花が咲いていない時期でも十分な注意が必要です。

 

■症状

犬がもし毒性のある部分を食べてしまった時、ふらつき興奮過呼吸嘔吐痙攣麻痺など様々な症状が見られます。

 

■万が一犬が食べてしまったら

まずは動物病院へ症状の有無に関わらず連絡してください。食べた量や時間、症状によってその場での応急処置が可能な場合もあります。獣医さんの指示に従いましょう。

実際に診察を受ける際には、可能であれば食べたものと同じ株から枝などを持って行けると診察の参考になる場合があります。可能な限りの情報を伝えられるようにすることが大切です。

 

■応急処置

まずは口や足の周りに付いた残りの毒をさらに舐めてしまわないように、水でよく洗い流してください。状態によっては吐かせることができると症状が重篤化するのを食い止めることもできますが、慣れない対処は逆効果になる場合もあります。無理はせず、動物病院へ連絡をして獣医さんの指示を仰ぐことを優先してください。

 

■犬の誤飲事故を防ぐために

①危険な環境になっていないか確認する

あじさいを庭やプランターに植えてる場合は、可能であれば犬が届かない場所へ移動させましょう。サイズが大きいなどの理由から移動させることが難しい場合はフェンスを付けるなど犬が近づかないように対策をしてください。また、その場所で遊ばせる場合は目を離さないようにしましょう。

 

②しつけをする

普段からしつけをしておくことで事故を防ぐことができます。

例えば、散歩中、犬の思いのまま歩かせるのは危険です。常に目の届くところ、飼い主の横を歩けるようにしておくことが理想的です。

そして口に入れたものをコマンドで口から出すことができるようにしておきましょう。犬が食べ物だと思って口に入れている場合は難易度が高くなりますが、粘り強く訓練してみてください。あじさいだけでなく、食べてはいけないものを拾い食いした際に重要な役割を担うコマンドです。

他には猿ぐつわや口輪で不意な誤食を防ぐこともできます。

それからあじさいがない所を散歩するようにコースを変えるなどもいいかもしれません。

 

■毒を持つその他の身近な植物

 あじさいだけでなく、ヒガンバナ、スズラン、オナモミスイセンなども犬が間違って食べると危険な植物です。また、ユリやチューリップなどの球根類も犬が食べてしまうと中毒症状を起こす植物なので、芽が出ていなくても庭やプランターに植えた記憶がある場合は、愛犬が掘り出してしまう前に確認するようにしてください。

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散歩コースのあじさいとれのんとジル

あじさいが毒性を持っているからと言っても、基本的には 食べなければ大丈夫なのできちんとリードでコントロールしながら一定の距離を置いて散歩をすれば、神経質になりすごる必要はありません。

愛犬と一緒にあじさいの名所などを訪れる場合は抱っこをしたりカートに乗せるなどの工夫であじさいの誤食と人混みの中の危険を避けることができます。

この憂鬱なジメジメな梅雨の間も四季の移り変わりに触れながら、安全に愛犬との散歩を楽しみましょう(^^)/